2010年3月4日 のアーカイブ

啓蟄

2010年3月4日 木曜日

 24節気の一つ啓蟄は、今年は3月6日です。

 暦便覧によると、「陽気地中にうごき、ちぢまる虫、穴をひらき出ればなり」と書かれております。

 大地が暖まって、冬眠をしていた虫が穴から出てくるころ、とでもいう意味でしょうか。

 このころになりますと、陽が長くなるスピードも増してきます。

 春に向かってまっしぐらと言う感じだと良いのですが、短い期間で寒暖が入れ替わり、

私のようにジャス還の身には、堪える時期でもあります。

 でも、確実に春は近付いているようで、フキノトウも顔を出し始めました。

 天婦羅、蕗味噌等々、春を感じさせる香りと苦みが、「あぁー、春だぁー」と、口いっぱいに広がります。

 ただ、ちょうど良い物を採るのが難しいのですよね。

 ちょっと、目を放しているうちに、花が咲いてしまいます。

 遠くから発見して、そばに行くと、花も散り始め、既に10~20センチメートルも茎が伸びたものを見つけた時は、がっかりです。

 もっと早く来ていればなぁ~と、悔やむことはありませんか。

 でも、実は、これが美味しいのです。

 エッ、と思うでしょう。

 だいぶ前のことですが、伸びた蕗の群生の中から、まだ、食べられそう蕾みを探していた時に、地元のお婆さんが寄って来て、こうおっしゃいました。

 「みんな、蕾みばかり採って行くけど、本当は、これくらい伸びたやつのほうが美味しいんだよ。」

 天婦羅にしても、油炒めにしても、湯がいても、何でも来いで、美味しいとのことでした。

 そして、本当に美味しかったのです。

 今度の週末は、啓蟄です。フキノトウを採りに、お出かけになりませんか。

 そして、今年は、ちょっと伸びてしまった蕗を、召し上がってみては如何でしょうか。

 でも、まだ寒いです。    フゥーッ