刺子 裂き織り

 福島県立博物館の福島空港移動展第2弾、「みちのく 針と糸の美ー刺子と裂き織りー」が、ターミナルビル1階で開催されております。

 刺子は、その昔、北国では麻しか採れず、

貴重品であった木綿を、大切に長く使うため、

あるいは、麻の目を詰めて保温性を高めるために、

木綿糸で目の詰まった刺繍を施す文化が芽生えたと聞いております。

 藍色の木綿地に、白糸で刺すものが定番であったと聞いておりますが、

その幾何学的模様のデザイン性が高く評価されようになり、最近では、布地や糸に色々な色合いのものが使われるようになったようです。

 刺子には、津軽地方の「こぎん刺し」、庄内地方の「庄内刺し」、南部地方の「菱刺し」等が有名で、日本三大刺子と呼ばれるそうです。

 また、裂き織りは、貴重品であった木綿を、何度も何度も繕って着用しておりましたが、

もうこれ以上は繕えないと言った状況になった時、これを細い糸のように裂いて、

織物の横糸として再使用したものだそうです。

 パッチワークや、韓国のポシャギなどの元を辿ると、

同じように、貴重な木綿を再使用するための工夫から生まれたと、聞いたことがあります。

 今回の展示は、博物館所蔵品や、個人所有の物の中から、9点が展示されております。

 今、物を大切にする機運が高まってきております。

 「もったいない」と言う気持ちから生まれた、先人の工夫と、生活を楽しむ心から生まれた芸術作品を、是非ご覧頂きたいと思います。

 今月末までの開催ですので、春休みのお子様への環境教育の意味も含めて、お出でいただければ幸いです。

           フゥーッ。 

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