明治10年創業の辰泉酒造は、現在4代目となる新城壯一さんが蔵を守っています。
この蔵の酒造りは、蔵の規模が小さいので、「小さな造りで丁寧な仕込み」をモットーに、代々伝わる手作りの技法で続けられています。
その上質な酒造りにより、近年は全国新酒鑑評会にて通算7回の金賞を受賞しました。
辰泉酒造の酒造りの特徴は、地元会津産米を100%使用していることです。主力銘柄である「京の華」に使用している酒米は、昭和のはじめに生産されていたものの、栽培が難しい上、生産性が低い為に姿を消した幻の酒造好適米「京の華」を地元農家に頼んで復活させたもので、福島県では唯一、辰泉酒造が使っている酒米です。
今後の展望としては、会津産の米を使い続けることを基本に、「京の華」はもちろん、夢の香、五百万石、美山錦、華吹雪など、すべて会津産の米を使い、それぞれの米の、おいしいところ、良いところを出し切るような酒造りを目指していきます。
現在、新しい会津産のお米、お酒の魅力をもっと広げていきたいという想いから、今までの辰泉ブランド、京の華ブランドに加え、辰ラベルブランドを作り展開しています。
合資会社辰泉酒造 代表社員 新城壯一
福島県会津若松市上町5番26号 TEL: 0242-22-0504